今回は、人間関係を良くする簡単な方法についてお話しします。
人間関係が悪くなった職場やグループは不思議と負のオーラをまとっているせいか、「雰囲気の悪さ」が伝わってきます。
原因となっているのは『人間関係』。
人間関係の悩みは、なかなか解決することがでないので、切実な悩みを持っている方が多いのも特徴です。「なんとか人間関係を良好にしたい!」
「信頼関係を構築したい!」
深刻ですよね。
私も人間関係について何度も悩んでいました。
人間関係に関する本を読み漁ったり、さまざまなセミナーへも参加しました。
そして、たどりついたことがあります。
それは
『ほめる』ことです!
そして
『ほめる』と人間関係が良くなります。
とくにリーダーの方で部下や後輩を持っている方には、関係を改善するきっかけとなる内容となっております。
それでは解説していきます。
人間関係が悪くなるとおこること
まず、最初に人間関係が悪くなるとおきる現象を下記にまとめました。
複数あてはまる職場やグループは黄色信号なので注意が必要です。
これから説明する『ほめる』について
一緒に考えてい行きましょう。
- なんかピリピリしている
- ぜんぜん会話がない
- 会社やグループ内の批判や
誰かの悪口ばかり - 原因不明の売上減
- 退職者や離脱者が多い
ほめることでどんな効果があるのか?
ほめるのが大事なのはわかるけど実際にどうやってホメたらいいの?
について解説していきます。
ほめる効果
まずは、ほめることで得られる2つの効果を知りましょう。
- 信頼関係を築ける
- やる気がアップする
突然ですが、皆さんはホメられると嬉しいですか?
ちなみに私はホメられることが大好きです( ´∀` )
ほめられて伸びるタイプと自負しております笑
おそらく、ほめられることが嫌いな人は少ないですよね。
しかし、みんな「ほめられたい」と思っているのに、実際に「ほめられる」ことって少ないと
思いませんか?
人は根本的にほめられることを望んでいます。
認められたいという承認欲求があるからです。
上手にほめることが出来れば、承認欲求を満たすことができますので、相手に好印象をあたえることができます。
結果として好印象を持つから信頼関係が育まれ、やる気アップにつながるという好循環が生まれてきます。
信頼関係を築ける!
人間関係を良好にするということは教育にも関わる大事なことです。
最近は、あまり聞かなくなりましたが、ほめるなんてダメ、厳しさが大事!
と言われることがあります。
人を教育する際には、確かに厳しさは大事です。
目標を達成させたり、スキルアップをしたいと思ったとき負荷をかけなければ、成長はありません。
しかし、人は厳しさだけでは心に余裕がなくなり、頑張ることができなくなります。
そこで必要なのことが信頼関係です。
信頼関係を高めた上で、厳しさという負荷をかけてあげることで効果的に成長できます。
『ほめる』ということは
相手を認めるということです。
人間は誰しもが、認められたい、愛されたい、感謝されたい、尊敬されたいという欲望を
持っています。
これらの欲求をほめて満たしてあげると
「この人は分かってくれる」
「この人なら信頼できる」
とほめてくれた相手に対して好感をもつようになります。
好感を持つことでコミュニケーションが円滑に行われ、信頼関係がアップすることに繋がります。
信頼関係を築く簡単な方法、
何度も言いますが「ホメること!!」です
やる気がアップ!
自分が子供のころを思い出してみてください。
何かが出来たとき、まわりに人から
「○○ちゃんすごーい!!」
「そんなことも出来るの!!」とほめられ、もっと頑張ったとういう記憶はありませんか?
じつは大人になっても同じことが起こります。
先ほども出てきましたが、誰かに評価されたり認められたいという欲求を承認欲求といいます。
承認欲求は誰しもが、必ず持っています。
これを満たすことで、人は自信がついたりやる気がアップします。
実際に、職場でホメてみるとわかりますが、本当にビックリするくらい喜んで、やる気が上がりますよ。
ただ、おそらく皆さんがほめる相手は大人ですから、ほめ方にちょっと工夫が必要です。
ほめ方
それでは、さっそくほめてみましょう!
といっても意外と難しいのがほめることです。
皆さんは、人に会った瞬間に『ほめる』ことできますか?
どうしてもぎこちないほめ方になったり、とってつけたようなほめ方になってしまうんだけど・・・
という方もご安心ください!
簡単な方法があります!!
その簡単な方法とは
ほめる準備をしておくこと!
そもそも、ほめる習慣の少ない私たちにいきなり「ほめてみて」と言ったところで、すぐに出来る人はいません。
何をほめるか?
どのようにほめるか?
準備さえしておけば大丈夫です
慣れてくると自然にほめることが出来るようになるので安心してください。
ホメる項目をきめておきましょう
持ち物をほめる
相手を観察して身に着けているものや持ち物をほめることが一番簡単です。
具体的には、洋服やバック、靴、時計、アクセサリーなどをほめて下さい。
持ち物ではないですが、爪をほめるのも効果的です。
「おしゃれなお洋服ですね」
「素敵なバックですね」
「かわいい時計ですね」
など簡単な言葉で大丈夫です。
さらにもうひと言、自分の意見をつけ加えると「ほめ言葉」に現実味が増します。
たとえば
「私、その色好きなんです」
「○○さんの雰囲気にぴったりですね」
「いつもお洒落にされてますよね、
私も見習います」
自然な感じになりますよね。
このプラスひと言が大事なので練習してみてください。
また、明らかにほめる要素がない場合は、別にほめる場所を探しましょう。
仮にボロボロの靴を履いている人に
「素敵な靴ですね」
と言ってしまうと嫌味になってしまいますので
注意して下さいね ( ´∀` )
繰り返してほめる
相手が言ったことを繰り返してほめましょう。
どういうことかと言いますと、
相手 「夏休みに温泉に行ってきたんですよ」
あなた「えっ温泉に行ってきたんですか!!」
「すごいですね、うらやましい、
どこの温泉ですか?」
相手 「草津の○○に行ってきたんだよね
とてもお湯が良かったし、
施設も・・・云々」
あなた「それは良かったですね、すっかり
癒されたんじゃないですか?」
このような感じで言われたことをそのまま繰り返して、さらに深掘りしてほめるという技術です。
楽しかったことや嬉しかったことを誰かに話したいという気持ちは分かりますよね(*‘ω‘ *)
それを聞き手にまわってひたすら聞いてあげることで好印象を与えることができます。
ただ、この時に絶対に注意してほしいことは相手の話しを自分の話しにすりかえたりマウントを取ろうとすることです。
ダメな例はこちらです。
相手 「夏休みに温泉に行ってきたんですよ」
あなた「えっ温泉に行ってきたんですか!!私はハワイに行ってきたんです。
めちゃくちゃ買い物しました!おいしい物もいっぱい食べたし超楽しかったぁ。今回、ハワイは3回目なんだよね・・・云々」
相手 「チーン・・・」
この会話を見てわかると思いますが、相手が夏休みに温泉に行ってきたという話しの
途中でしたが、ハワイに行ったというあなたの話しをかぶせてきています。
このようなことは、かなりストレスがたまります。
意外とやっていることですので、気をつけましょう。
しかも、温泉に対してハワイをかぶせてきたことでマウントを取りにきたという印象を受け
とっても不快な気分になります。
意外とやりがちなので注意してください。
結果ではなく経過をほめる
じつは、この方法が信頼関係を築く上で重要なほめ方となるので、ぜひ覚えておいてください。
相手が
「テストでいい点をとった」
「目標売上を達成した」
という結果を出した時には
「おめでとう」
「すごいね」
「あなたなら出来ると思っていたよ!」
などと簡単に結果をほめることが出来ます。
しかし、信頼関係を築くために重要なのは結果をほめるのではなく、経過をほめるということがとても効果的です。
相手 「目指していた資格に合格したんです」
あなた「本当!すごいね、おめでとう!!とても難しい資格なんじゃない?」
相手 「いやぁ、ちょっと勉強すれば誰でも受かる簡単な資格なんですよ」
あなた「何を言ってるんだよ、いくら簡単だからってその資格を取ろうと勉強することがすごいことだよ」
相手 「そうですかぁ」
あなた「コツコツやって結果を出すってすごいと思うよ。どうやって勉強したの?」
このやりとりで分かると思いますが結果だけでなく、経過もほめていることが重要です。
経過をほめてあげることで相手は自分の隠れた努力や行動を見てくれていると感じ、信頼度が高くなりやる気も上がります。
さらに経過をほめられたことで、次からも経過部分をしっかりやればほめてもらえるという意識も強まり、日々の行動も頑張るようになります。
また、この方法は「経過をほめる」ということなので、結果は良くても悪くても使うことが出来ます。
結果を出せなかった人は、落ち込んだり、やる気がなくなっている場合があるのでほめることでやる気の回復をしてあげて下さい。
結果が出なったということは経過の見直しも必要ですから、ほめた後に相談にのってあげましょう・
まとめ
ほめる ⇒ 承認欲求が満たされる
【結果】
人間関係が良好になる
やる気がでる
『ほめる』には準備が必要
【ほめ方】
持ち物をほめる
繰り返してほめる
結果ではなく経過をほめる
以上、これらを実践して人間関係を良くして信頼関係を築きより良い生活をしていきましょう!
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