あなたの職場にマウントをとってくる上司や
同僚はいませんか?
マウントをとられるとウンザリしてしまいま
すよね。
もしかしたら、それが原因で仕事に行きたく
ない、もう辞めたいと思っている方もいるの
ではないでしょうか。
日常生活において、たくさんの時間を仕事に
費やしている人でしたら、生活自体がつらい
ものとなってしまいます。
そうならない為にマウントをとってくる人へ
の対処法を考えてみましょう。
そもそもマウントってどんな意味?
マウントをとるってよく聞くけど、そもそも
どんな意味なのでしょう?
ここでいうマウントは、相手よりも自分の方
が優っているということを示す行為です。
自分の方が優位だ!
自分の方が格上だ!
と相手を見下すことで、自信のなさや不安を
解消したいという思いからとってしまう行動
です。
マウントをとってくる人の気持ちは?
皆さんご承知のとおり、マウントをとられる
と腹がたったり「はい、はい」と冷めた気持
ちになりますよね。
マウントをとる人も同じ人間ですから、この
ような気持ちになる事は、わかっているはず
です。
ではどうして、そのような行為をしてしまう
のでしょう?
その最大の理由は次の3つです。
・相手より優位でいたい
・認めてほしいという気持ちが強い
・相手の気持ちをわかろうとしない
相手より優位でいたい
これがまさにマウント中のマウント!
相手より自分の方ができるヤツだ。
相手より自分の方が学歴が上だ。
相手より自分の方が稼いでいる。
等々、相手より優位に立ちたいという
気持ちから生まれてとるマウントです。
この『相手より優位でいたい』という気
持ちは、自信のなさから生まれる感情です。
自分はすごいんだ!!と思い込むことで、
自己肯定感を高め優越感を味わえるからです。
また、相手に対しては自分はすごいんだと
思わせ、自分が優位に立っているという
気持ちになるためにそうさせてしまいます。
簡単に言うと見下すことで、相手より自分
の方が価値があると思い込み不安の解消を
行っているんです。
認めてほしいという気持ちが強い
誰でも、少なからず『認められたい』、
『誉められたい』という承認欲求があり
ます。
プライドが高い人に多いパターンです。
相手に認められたいから、
『自分の方が、自分、自分、自分・・・』
という気持ちが強くなりすぎてしまい、無
意識にマウントをとってしまっていること
が多いのが特徴。
相手より自分の方がすごいんだ!という
誇示をすることで自分の中でプライドを
保つマウントなので当然嫌われますよね。
相手の気持ちをわかろうとしない
このタイプの人は、自分勝手で何もかも自分
中心で考えるクセがついています。
要するにわがままな人。
何でも自分が一番でいたいという思いが強す
ぎて相手の気持ちを考えず、自分の気持ちだ
けをおしつけてくるタイプの人です。
また、自分中心でしか考えることができない
ので、視野が狭くなっている傾向があります。
これを言ったら相手は嫌な気持ちになるだろ
うなぁということを考えようとしないので、
自分の思ったままに発言してしまい、周囲に
敵をつくってしまうことも多いようです。
マウントをとってくる人の行動とは
マウントをとってくる人の気持ちを理解した
ところで、次は実際にどのような行動をして
くるのか知っておきましょう。
この行動を知っておくことで、マウントを
とられた時、あわてず対処ができるように
なります。
代表的なマウント行動3つがこちらです。
・自慢話しが多い
・上から目線で話す
・なんでも人のせいにする
これらのマウント行動をとられたら
「マウントきた~」と心の中でほくそ笑んで
下さい。
そして、最後にお伝えする対処法をとるため
に腹を立てず冷静でいましょう。
自慢話しが多い
1つ目の行動が『自慢話しが多い』です。
とにかく自慢が大好き、相手が嫌がる気持ちを
考えることなく自慢話しをしてきます。
お金、車、家、学歴、男女関係など、話し相手
の状況を上回ろうとして自慢してくるので、と
にかく気分が悪くなり我慢するのたいへんです。
数えればキリがありませんが、嫌味にすら感じ
てしまう程の自慢話しがきたら要注意です。
上から目線で話す
2つ目の行動が『上から目線で話す』です。
なぜ、そんなに偉そうなの?
と思ってしまうほど、上から目線で話してくる
のもマウントのひとつです。
自分は何でも知っている。
と言わんばかりの表情と話し方が特徴。
何かアドバイスすると返答はすべて上から目線
の話し方。
何か注意しても決して謝らず、わざとそうした
んだという屁理屈をこじつけて話してきます。
マウンターは視野が狭くなっていることが多い
ので、自分の考えが一番正しいと思い込んでい
ます。
だから、相手を見下すような感じで話してくる
という傾向があります。
なんでも人のせいにする
3つ目の行動が『なんでも人のせいにする』です。
「人のせいにする」という行動は、マウンターの
根底にある考え方になっている傾向があり、こと
あるごとに人のせいにしてくることが特徴です。
自分は悪くない、自分は正しいと思い込んでいる
ため、周囲からは
「他人に厳しく、自分に優しい人」というレッテ
ルを貼られていることが多くあります。
マウントをとられたときの対処法
それでは、マウントをとられてときの対処法を
5つお伝えします。
・距離をおく
・軽く聞き流す
・話題を変える
・軽く匂わす
・負けたふりをする
・いっそ転職する
とても
ふわふわした感じの対処法だと思いましたか?
これでは相手を言い負かせない!
そんなことじゃぁ、なまぬるい!
徹底的に打ちのめす方法を教えて!
と思われるかもしれませんが、マウンターには、
このような対処法がおすすめなのです。
マウントをとってくる人は自分勝手でわがまま、
人の気持ちを考えないという特徴があるので
言い負かされると倍にして返そうとしてきます。
はっきりいって相手をするのが疲れてしまいます
ので、相手にすることをやめてしまいましょう。
詳しくは、以前に書いた記事
『言い負かしたらそれはあなたの負けです』
をご覧ください。
それでは、対処法をみていきましょう。
距離をおく
まず、最初の対処法が『距離をおく』です。
単純に距離をおいて関わらないようにすること
です。
最初から関わらないようにすることで、付き合
いを避けて嫌な思いをしなくてもよい状況をつ
くりましょう。
そうはいっても職場で、実際に距離をおくこと
ができない環境の場合は、心の距離をとるよう
にしましょう。
当然、挨拶や業務上での報告、連絡、相談は必
要ですが、それ以外の深い話しは、マウントを
とられる要素になるのでやめておきましょう。
できるだけ関わらないことです。
軽く聞き流す
2つ目の対処法は『軽く聞き流す』です。
マウンターはとにかく認められたいという気持
ちが強く認められるまで自分のすごさをアピー
ルしてきます。
いくらあなたが大人の対応をしようとしても、
まともに聞いていては、気持ちが折れてしまい
ます。
軽くリアクションをして聞き流しましょう。
たとえば、
「そうなんだ」
「へ~」
「ふ~ん」
という具合に返事はするけど、あまり興味がな
いような感じで対応します。
そのときに注意してほしいのは、自分からその
相手の話題を深掘りしないことです。
深掘りすると気持ちよく話し出し、ずっとマウ
ントをとられた状態が続いてしまいます。
あなたの話しにあまり興味がないという対応を
することでマウントを最小限に抑えることがで
きます。
くれぐれも、マウントをとられたからといって、
そこにかぶせて、「言い負かしてやる!」と
正論をつきつけないで下さい。
あなたを敵と認識して、ことあるごとにマウント
をとってくることになりますので、マウント返し
は絶対にやめましょう。
話題を変える
3つ目の対処法は『話題を変える』です。
少し強引な手法となりますが、相手がマウントを
とり始めたら話題を変えるという対処法です。
具体的には、話しの途中で「あっ、そういえば」
と言って違う話題に切り替えるテクニックなので
すが、話題を大きく変化させるのではなく少しだ
けズラすという感覚です。
会話中に出てきたワードをどこか切り抜き、それ
について話しの途中に「あっ、そういえば・・・」
と質問をします。
自然に話題を変化させることができますのでとっ
ても便利な手法です。
2つ目の対処法で紹介した軽いリアクションを使い
ながら
「へ~、そうなんだ」
「ふ~ん」
「あっ、そういえば」
という感じでマウンターの話しを中断させて話題
を切り替えていくという手法です。
ただ、何度もやりすぎると、この人は話しを聞か
ない人だと嫌な印象を残すこともあるので注意が
必要です。
軽く匂わす
4つ目の対処法は『軽く匂わす』です。
マウントをとってくる人は、プライドが高い
という特徴がありました。
何度も言いますが、このタイプの人を言い負
かそうとすることは絶対にやめましょう。
なぜなら、仮に正論をつきつけてしまうと、
倍にしてマウントをとってくるからです。
この場合は、優しい口調で
「そんな冷たいこと言わないで下さいよ~」
「マウントとられちゃいました~」
「ショックを与えないでくださいよ~」
と『あなたマウントとってるよ~』と気づか
せる方法です。
その際、気をつけてほしいのは話し方。
声のトーンやニュアンスに注意が必要で
「やさしく」
「やわらかい」
「冗談まじりに」
といった感じで話すことがポイント。
相手が真に受けて逆上してしまわないいよう
あくまでも『軽く匂わせる』ことが大切です。
負けたふりをする
5つ目の対処法が『負けたふりをする』です。
負けてあげましょう(笑)
何度も何度もお伝えしますが、言い負かして
もいいことはありません。
極端かもしれませんが、仮に言い負かしても
そこに残るのは「あなたのひとときの優越感」
と「あなたに対する憎悪」あなたに対するマ
ウント行為が続くことになるでしょう。
「はい、はい、残念な人だなぁ」という気持
ちで、負けたふりをしてあげましょう。
そうすることで、相手があなたに対してネガ
ティブな気持ちを持つことから回避できます。
むしろ、あなたに好感をもつかもしれません。
相手に勝ったと思わせて、
じつはこちらの思い通りになっている。
まさに手のひらの上で転がすような状態が望
ましいのです。
戦略的に負けてあげましょう。
いっそ転職する
最後に、どうしても職場に行くのが嫌に
なってしまった場合は、
転職の準備をしておきましょう。
大嫌いな人と一緒にいて、心が疲れてしまう
とあなた自身が壊れてしまいます。
転職の準備をしはじめると、
「どうせ、もうすぐこの職場を辞めるから」
という心の余裕ができて、ストレスが軽減さ
れます。
結果として、職場に行くのが嫌ではなくなっ
たという事例もあります。
まとめ
最後にもう一度ふりかえって、
まとめてみましょう。
1.相手より優位でいたい
2.認めてほしいという気持ちが強い
3.相手の気持ちをわかろうとしない
自信のなさと不安から解消したい、という
気持ちが根底にあります。
相手を見下すことで、自分の優位性を高める
という気持ちでいることが多い。
1.自慢話しが多い
2.上から目線で話す
3.なんでも人のせいにする
わがままで、自分勝手な人の行動。
マウントをとってくる人にの行動を知って
冷静に対処できるようにしましょう。
1.距離をおく
2.軽く聞き流す
3.話題を変える
4.軽く匂わす
5.負けたふりをする
6.転職する
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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